朽ちゆく美
今年は急に猛暑になり、至る所で見かけるアジサイが暑さでやられてしまってますね。
咲き切らないうちに暑さにやられて、茶色く変色したりしおれたり。かわいそう…
アジサイは私の好きな花のひとつ。咲き始めの鮮やかで新鮮な感じの発色から、
だんだんと微妙なニュアンスの色合いに変化して色に深みが増していく、
そして枯れたその姿もまた美しい…大好きです♡
画像はマグノリア。表は艶やかで青々としたグリーン、裏は茶色の葉が
いい感じに色褪せて、何とも言えないシルバーがかったグレイッシュなグリーン色に♡光の具合ではシャンパンゴールドにも見えます♡これって経年の変化による美しさかな~と思います。
私がまだピチピチの20代のころ、何かの広告か雑誌か、ペラペラめくっていたら「朽ちゆく美」というタイトルの小さなコラムに目が止まりました。花が枯れていく、朽ちていくその瞬間の美しさを語っていたのですがその時は意味が全然分からず。枯れたものが美しいかな?と。
当時私も若かった・・・
ただ何十年経っても、そのコラムは、頭から忘れ去られることなくずっと片隅にありました。
これだという説明はできないのだけれど…
退色しているように見えて、実は深みを増していき、深みを積み重ねていく過程やまたその先の瞬間こその美しさがあるのと今は感じます。
ドライフラワーはお好きですか?ドライフラワーってフレッシュな状態からの変化を楽しみながら、経年によって生まれた色や形が味わい深く美しいですよ♡